万年筆 おすすめの中で初心者が次に選ぶ1本を紹介します。
「次にってどういうこと?」と思うでしょう。
それは、PILOT カクノやLAMY safariの次の1本という事です。
もし、「カクノやsafariを持ってない」というなら、
まずカクノを買いに行ってください。
万年筆はハッキリ言って面倒くさい筆記具です。
なぜかと言うと、
- インクが水性だから滲む(=紙を選ぶ)
- ちょっとした水分で滲む
- 紙が薄いと裏抜けする
- インクが長持ちしない
- 油性ボールペンほど細く書けない
これらの点を体験して尚「万年筆が好き」と思わないと、
カクノ・safariの次の1本を買っても宝の持ち腐れです。
ここでは、カクノやsafariクラスの万年筆で、
万年筆が好きになった方が次に選ぶ1本を紹介します。
万年筆 おすすめ 初心者からの次の1本
私はkakunoから舶来ブランドまで、10数本の万年筆を持ってます。
ザックリ過ぎますが、鉄ペン・金ペン・舶来ブランドの3つに分けます。
- 鉄ペン
- ペン先がスチールの万年筆
- 金ペン
- ペン先が金(14K・18K・21K)の万年筆
- 舶来ブランド
- 海外ブランドの高級万年筆
「鉄ペン・金ペンは分かるけど、なぜそこに
舶来ブランドが入るんだ!?基準が違うだろ!」という声が
聞こえそうですが、そこの説明は後述しますのでお待ちください。
初心者におすすめの1本は、ズバリ金ペンの1万円クラスです。
カクノ・safariは鉄ペンです。
それでもとても滑らかで万年筆らしい書き味は楽しめます。
金ペンは↑ここに柔らかさがプラスされます。
鉄ペンと金ペンでは、紙にペン先が触れた時のソフトさが全然違います。
▼セーラー プロフェッショナルギア スリム
それは1万円クラスでも十分に感じられます。
異論はあると思いますが、1万円クラスと3万円・5万円クラスでは、
書き味やペン先の素材などの差は価格差ほどじゃありません。
それより軸の素材や装飾面での差が大きいです。
ですから1万円クラスの金ペンをお勧めするんです。
万年筆 おすすめ 国産を勧めるワケ
上記の分類で、鉄ペン・金ペンに舶来ブランドを入れた理由は、
モンブラン・ペリカン・パーカー・デルタなどの
舶来ブランドの万年筆が高級すぎるからです。
特にモンブランの高さは特別です。
私はモンブランは持ってませんが、ペリカン・パーカーは持ってます。
そしてその素晴らしさも感じてます。本当に良い万年筆です。
ただ、その圧倒的な価格差には、ブランドイメージへの対価が
相当含まれていると思いました。
その点、国産大手3社(PILOT・セーラー・プラチナ)の万年筆は、
コスパが高いと思います。メーカー保証もしっかりしています。
以上の理由で、国産の万年筆をおすすめします。
万年筆 おすすめ 1万円前後ならコレ
国産3社それぞれのおすすめはこちらです。
カスタム74(10,800円)カスタムヘリテイジ92(16,200円)
プロフェッショナルギアスリム(12,960円)プロフィットスタンダード21(16,200円)
#3776 センチュリー(10,000円)
私は、カスタムヘリテイジ92のFM(中細)と
プロフェッショナルギアスリムのMF(中細)を持っています。
どちらも、スケルトン仕様です。万年筆然としていなくてカッコいいですよ。
▼カスタムヘリテイジ92
また上記の中で、プロフィットスタンダード21だけが21金のペン先です。
私は、プロフェッショナルギア 銀で21金のペン先(F)を持ってますが、
非常に良い書き味です。
定価は15,000円以上のモノも、Amazonだと10,000円前後まで安くなってます。
ネットで買ってもメーカー保証は受けられるので安心です。
ネットで買って、書き味に納得できなかったら、
メーカーに問い合わせて、調整をお願いしてみましょう。
私も何度となく送って調整してもらいました。
買ってスグに書き味が気に入らなくても、あきらめてはいけません。
では、カクノ・safariの次の万年筆探しの参考にして下さい。
お気に入りの一本に出会えることを願っています。