パイロットの万年筆 フォルカン(FA)の感想

パイロットの万年筆の中で異色のペン先 フォルカン(FA)の感想を紹介します。

カスタムヘリテイジ912 FA

フォルカンは超ソフト調毛筆の筆跡で、【SFよりもソフトタッチで毛筆の筆跡 字幅強弱が強調でき、筆圧の高い方には不向きである】と公式ページに紹介されています。

パイロットの全ての万年筆でフォルカンが選べるわけじゃなくて、パイロットのド定番モデルの3点です。743がペン先が大きい15号で、742・912は10号です。定価も違います。

  • カスタム743(30,000円)
  • カスタム742(20,000円)
  • カスタムヘリテイジ912(20,000円)

私は両端がスパッと切れたベスト型が好きなのでカスタムヘリテイジ912を選びました。

カスタムヘリテイジ912 フォルカン(FA)の感想

カスタムヘリテイジ912が届いて、いそいそと開梱し付属のコンバーターで色彩雫 竹炭を充填して書き始めました。↓これが試し書きをスキャンした写真です。

フォルカン 試し書き

ものすごくソフトなタッチで、紙にペン先が触れるだけでペン先が開くのが見て取れます。

明らかにこれまで使った万年筆とは書き味が違います。第一印象の感想を一言で言うと「想像以上に難しい」です。そしてもう一つ、「すっごく疲れる」と思いました。

というのも、筆圧を弱く弱く意識しながら、尚且つ丁寧に、、、と考えながら書いていると手先が異常に緊張して、肩まで凝ってくるんです。これも慣れなんでしょうが、「慣れる前に使わなくなるだろうな」とピンときました。

試し書きにも書いてますが、「想像してたものと違う」と感じました。

パイロット 万年筆 フォルカンをSFMにペン先交換しました。

結果的には、フォルカンは手に負えないと思って、SFM(ソフト調の中細字)にペン先交換しました。

カスタムヘリテイジ912 SFM

パイロットは購入後7日以内なら無料でペン先交換してくれます。(1万円以上の万年筆で、保証書の日付から7日以内で、ペン先に傷が無い場合のみ)

これで一件落着です。SFMはFAよりリラックスして書けます。SFMなら使い続けられそうな気がします。

万年筆は筆記具なんで、やっぱり書いてナンボだし、書くことがストレスになるようでは本末転倒な気がしました。私の場合、毛筆の経験もスキルもないのでフォルカンは手に余ると感じた次第です。

フォルカンを買おうかどうしようか悩んでる方は、自分の腕前と相談してから決断してください(^―^)

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