結婚指輪=プラチナと日本では常識の如く
言われています。貴金属店へ行っても、
結婚情報誌でも、既婚の友達に聞いても
『結婚指輪はプラチナだ』と言われます。
返す刀で「なんでプラチナなの?」と
聞き返しても、「そりゃ、あれだ
色が変わらんからだ」と、なんとも
釈然としない答えしか返ってきません。
そんな理由だけで、金より高価な
プラチナの結婚指輪買えませんよね?
ここでは「結婚指輪はプラチナだ!」と
言われる理由をまとめましたので、
自分を納得させる材料にしてください(^_^;)
結婚指輪がプラチナの理由
まず『色が変わらない』という理由がひとつです。
金・銀・プラチナの3種の中で一番
変色しやすいのが銀です。
そして、一番変色しにくいのが金です。
ただ、金にも種類が色々あって、アクセサリーに
使われる22K・18K・14Kのうち数字の大きい
ものほど金の純度が高いです。
金の純度が高いほど、変色しにくいです。
24K(純金)は一切変色しませんが、柔らかいので
アクセサリーにはほとんど使われません。
18Kは75%が金で、残りに他の金属を混ぜて
作られています。ですからほんの少し変色します。
プラチナも純プラチナの指輪はありません。
クロムやニッケルを混ぜて作られます。
この合わせる金属の種類で、変色してもほんの少し
黒ずむ程度で済むので、色が変わらないと言われます。
でも、純金・純プラチナで比較した場合は
絶対に純金の方が酸化(変色)しにくいです。
プラチナアクセサリーは、酸化しない
のではなく、酸化(変色)が見た目では
殆ど判別できないという表現が妥当です。
次に、『耐食性の強さ』も理由のひとつです。
プラチナは、化学変化に強く、耐食性に
非常に優れています。酸・アルカリに強く
汗をかいても、温泉に入っても大丈夫です。
「じゃ、金はどうなんだ?」という話ですが、
これまた上で書いた合金の種類が問題で、
銀・銅を混ぜるので、硫化・酸化します。
最後に『プラチナの価値』が大きな理由です。
実は、ヨーロッパでは結婚指輪は金が
主流でプラチナではありません。
日本・アメリカはプラチナで、理由は
諸説ありますが、「金より高いから」とよく言われます。
一生に一度のものは一番良い物
(高価な金属)でという発想です。
なんだか↑この理由を聞くと腑に落ちませんか?
一生に一度の結婚=一生に一度の結婚指輪=
金よりプラチナが高価なんだからプラチナでしょ!
こんな理由ですから、結婚指輪がゴールドでも
まったく問題ありません。
ただ、最後の価値という理由以外に、
やはりプラチナは実用性も高くて、温泉に入ったり
運動で汗をかいたり、家事で変色しないし、
少しくすんでも磨けばすぐにピカピカになります。
高いですけど、やっぱり結婚指輪はプラチナですね。