もみじの永観堂には、境内に約3,000本もカエデが
植わっていて、見ごろには山が燃えるような紅に染まります。
正式には禅林寺という名前のお寺で、みかえり阿弥陀仏が有名です。
もみじの赤の美しさは古今集にも読まれています。
『おく山の岩がき紅葉散りぬべし、照る日の光、見る時なくて』藤原関雄
東山エリア随一の紅葉の名所で、
創建以来『もみじの寺』として知られています。
古今集の和歌の岩垣もみじは、永観堂 御影堂の裏の
イロハモミジ(高尾楓)の紅葉が、
垣のような岩に映える様を謳ったと言われています。
ここでは、永観堂の紅葉の見頃や
永観堂のライトアップ情報をまとめて紹介しています。
永観堂 紅葉の見ごろは?
永観堂の紅葉の見頃は、11月中旬から下旬です。
ほぼモミジの赤一色で、永観堂の紅葉 見ごろに当たれば、
本当に息をのむようなモミジの紅葉を楽しめます。
境内の放生池周辺の色づきはやや早めです。
放生池の周りには黄色に色づく木や緑もあって、
風の無い晴れた日には、赤・青・黄・緑が水面に映って、
それはそれは素晴らしい景色になります。
また、多宝塔の近くからは京都市街を一望できます。
東から西を見るので、逆光にならない午前中がおすすめです。
拝観時間が9時からなので、早い時間がおすすめです。
永観堂 紅葉の見どころは?
放生池東側から多宝塔を仰ぎ見る
境内の一番高い所にあるのが多宝塔で、上からの景色もキレイですが、下から見上げるとモミジの赤い雲に浮かぶ塔のようでキレイです。
阿弥陀堂に続く石段を下から望む
みかえり阿弥陀仏を祀る阿弥陀堂に至る石段は、紅葉のトンネルになるので必見です。是非御本尊もお参りしてください。
他にも、永観堂の七不思議というのがあって、
抜け雀・悲田梅・臥龍廊・三鈷の松・木魚蛙・
火除けの阿弥陀・岩垣もみじの7つで、
境内を探して歩くのも面白いです。
永観堂 紅葉 ライトアップ情報 2015
期間:11月6日〜12月3日
時間:17:30〜20:30(閉門21:00)
料金:600円
ライトアップされるのは、放生池周辺と阿弥陀堂の参道、多宝塔などが見どころで、ライトアップされたモミジの上に多宝塔が浮かび上がる光景は幻想的です。
ライトアップ時にも阿弥陀堂が開放されているので、みかえり阿弥陀仏も見てください。
永観堂 紅葉【まとめ】
永観堂は紅葉の見ごろの時期には非常に混雑します。
名所中の名所なので、「混雑するから避ける」と考える方も多いでしょうが、
そこは是非、朝早めに行くなどしてでも見る価値があります。
平安の時代から『もみじの寺』として名を馳せる紅葉の名所は、
やっぱりインパクトが違います。
アクセスは、地下鉄 蹴上駅から徒歩15分くらいです。
混雑する永観堂を朝早めに観てから、南禅寺・天授庵へ行って、
ランチというコースもありだとおもいます。