楽天カードを語る不審なメールがいっぱい届いています。
色々調べましたが、URLをクリックするとフィッシング詐欺ページに移動したり、ウィルスファイルをダウンロードするような危険なメールのようです。
私は怖くてURLをクリックしていませんので、実際にどんな詐欺なのかは分かりませんが怪しいのは分かります。
実際にどんなメールが来たのか、具体例で紹介します。
目次
楽天カードからの詐欺メールの具体例
楽天カードを装った詐欺メールが、これまでの分かり易い迷惑メールと違う点をひとつずつ解説します。
送信元メールアドレスが本物
迷惑メールや詐欺メールの多くは、メールアドレスを見れば公式のドメインと違うのですぐに判別できましたが、今回のは公式のメールアドレスと同じだったので戸惑いました。
私には以下の3つの送信元から送られてきました。
- 楽天カード株式会社 <support@mail.rakuten-card.co.jp>
- 楽天カード株式会社 <info@mail.rakuten-card.co.jp>
- 楽天カード株式会社 <myinfo@rakuten.co.jp>
上2つに関しては、楽天が公式に注意喚起していました。
【楽天市場|公式ヘルプ】楽天を偽装したサイト・メール等にご注意ください(2017年10月26日 更新)
ドメインの【rakuten-card.co.jp】は楽天カードの公式サイト、【rakuten.co.jp】は楽天市場のトップページです。
私はメーラーの振り分け機能で、ドメインで自動的に振り分けられるようにしているので、振り分けられた時点で「スパムじゃない」と反射的に考えてしまいます。
本当に危なかったです。
本文に偽物っぽさが無い
迷惑メールの本文は、『●●万円振り込みます』とか、異常に短いとかわいせつな文言だったり、一目で分かるものが多かったんですが、今回のは「若干短いかな」とは思いましたが、不自然さがなくて信用してしまいそうでした。
カスタマーセンターの電話番号がデタラメで、30分後に届いた同じ内容のメールで電話番号が違うのも特徴的でした。
ただ電話番号に関しては、このブログを書くために仔細に調べたから分かったことで、メールが届いた時点で「公式サイトで電話番号を確認しよう」なんて発想にはなりません。
手口が巧妙です。
本文内のリンクの飛び先が違う
私宛のメールは、全てHTML形式でしたので、メール本文に表示されているURLと実際の飛び先は変えることができます。
具体的にはパソコンでマウスカーソルをリンクの上に乗せると、左下に実際の飛び先が表示されます。
私はBeckyというメーラーを使っています。
怖いのでリンクはクリックしていませんし、このページのURLをブラウザで開いたこともありませんが、不審なことには間違いありません。
スマホで受信してる場合は、マウスやリンク先を確認する術がありません。タップしてしまったら終わりです。(私のAndroidはリンクを長押しするとリンク先のURLがポップアップ表示されます。)
使っていないのに【カード利用のお知らせ】が来る
実は私は楽天カードのアカウントは持ってましたが、カード自体は持っていませんでした。
どういうことかというと、更新のタイミングで新しいカードを受け取れず、使っていなかったのでそのまま放置していたんです。
もう4年近く前の話です。
だから、【カード利用のお知らせ】が来ることがおかしいんですが、それが届いたんです。
流石にこれは恐ろしかったので、実際に公式ページにログインしてチェックしたら、使われた形跡はありませんでした。
そして、4年前に実際に届いた【カード利用のお知らせ】はテキスト形式でHTML形式じゃなかったし、文面も全く違いました。(4年前のメールなので今の文面は分かりません。)
楽天カードを装ったメールに注意してください。
私は仕事上いろんな迷惑メールが来るので、メールのURLは常に疑って見てる私でも、危うくクリックしそうでした。
最近の詐欺メールはどんどん巧妙化しています。
楽天も注意喚起しています。
楽天カード: 楽天カードを装った不審なメールにご注意ください
でも、メールを開いてすぐにURLをクリックしてしまってはあとの祭りです。それをしてしまいそうなメールなのが今回のメールです。
楽天カードの他に、Apple・Amazon・佐川急便・ジャパンネット銀行・bitflyerなど挙げればキリがありません。
少し前は三菱東京UFJ銀行・みずほ銀行・三井住友銀行・スルガ銀行・ゆうちょ銀行など金融機関を語るさももっともらしいメールが来ていました。
どうか皆さん気を付けてください。