ビタミン剤の効果は【効果あり】か【効果なし】か

ビタミン剤の効果って感じたことありますか？私はぶっちゃけ『ビタミン剤の効果を感じたことが無い』ので効果なしだと思ってます。でも、コンビニやドラッグストアでは山ほどビタミン剤が売られてるし、病院でも処方されることがあります。

そう考えると、やっぱり効果ありなのかもと思ったり、、、そんな疑問を感じたので、ビタミン剤に関して徹底的に調べてみました。

効果なしと思ってても、体のどこかで効いてるのかもしれませんからね(^_^;)

ビタミン剤の効果について

ビタミン剤の効果の前に、ビタミンの効果について理解する必要があります。

まず、ビタミンが13種類もある事知ってました？私も「えっ？そんなに？」と思いました。水溶性・脂溶性それぞれのビタミンの種類と特徴を紹介します。

水溶性ビタミン

ビタミンＣ: 一番知名度が高く、積極的に摂る人が多いビタミンです。美白・美肌効果があり、抗酸化作用もある他、免疫機能の向上・疲労回復などまだまだ期待できる効能が沢山あり万能のビタミンとも呼ばれている。
ビタミンＢ1: 糖質を分解してエネルギーを取り出すのに必要なビタミンで、不足すると疲労物質の乳酸がたまります。うなぎや豚肉などに含まれます。
ビタミンＢ2: 脂質の代謝を促進するビタミンで、成長促進・皮膚や粘膜の保護に効果的です。不足すると口内炎・肌荒れ・皮膚炎などを引き起こします。レバー・乳製品・納豆などに含まれます。
ビタミンＢ6: たんぱく質の代謝を促進するビタミンで、神経伝達物質の合成に必要です。腸内で合成されるので欠乏することは珍しいけど、抗生物質の使用で欠乏することもある。
ビタミンＢ12: 赤血球の生成に必要なビタミンで、神経活動をスムーズにして、睡眠調整も行います。肉や貝類・魚卵に多く含まれているので、極端なダイエットや野菜食の人は欠乏しやすい。
パンテトン酸: ホルモンの合成に必要で、ホルモンバランスを整えます。脂質・タンパク質・糖質の代謝も促します。腸内細菌で合成されるので不足しにくいビタミンです。
ナイアシン: 二日酔いの原因物質アセトアルデヒドの分解を助けます。体内で脂質、糖質、たんぱく質を代謝しエネルギーを作り出すのにも必要。たらこ、レバーなどに豊富に含まれます。
葉酸: 赤血球の生成に必要で、ビタミンＢ12と併せて摂取すると有効です。特に妊娠初期の妊婦さんは積極的に摂取したいビタミンです。胎児の脳・中枢神経の発達に必要と言われている。
ビオチン: 皮膚を健康に保ち炎症を抑えます。髪の健康にも欠かせないビタミンです。腸内細菌で合成されるので欠乏することは少ない。生卵に含まれるたんぱく質が吸収を阻害する。

脂溶性ビタミン

ビタミンＡ: 目への効果が特徴的で、夜や暗いところでも目が慣れるのはビタミンAのお陰です。目の他に皮膚や粘膜を健康に保つ効果もあります。ウナギやレバー、かぼちゃ・人参などの緑黄色野菜に多く含まれます。
ビタミンＤ: 骨を健康に保つのに必要なビタミンで、日光に当たることで体内でも生成されます。子供の骨の成長には特に大切で、成人は骨粗しょう症の予防のため積極的に摂りたいビタミンです。
ビタミンＥ: 抗酸化作用の強いビタミンで、老化防止のビタミンとも呼ばれています。アーモンドなどのナッツ類や食物油に多く含まれます。油と一緒に摂ると吸収率が高まります。
ビタミンＫ: 出血を止める止血作用や、骨を丈夫にする働きがあります。緑黄色野菜や納豆などに多く含まれます。高血圧で処方されるワーファリン錠などを飲んでる人はビタミンＫを摂らない方がいいです。

自分で調べながら書いてて思いましたが、何がどれだけ足りていないかなんて、素人が理解するのは無理だと思いました。だから、それぞれじゃなくてマルチビタミンというサプリが人気なんですね。

マルチビタミンの価格差も品質の差として歴然と現れるというのもわかりました。

1か月分で5～600円のビタミン剤と、数千円～1万円近くするものが同じわけないですよね。違いは、素材と加工だそうです。

天然・オーガニック素材か合成かで、吸収率が全然違うし、タイムリリース加工という長時間かけて吸収されるように加工されているサプリの方が効果が期待できるそうです。

一度に1日分摂取しても、体内で保持されずすぐに排出されてしまうから意味が無いそうです。タイムリリース加工は覚えておきたいですね。

ビタミン剤と一口に言ってもピンキリなのは知っていましたが、その違いについては知りませんでした。なんでも本気で調べてみないと分かりませんね、、、。