手足口病は大人もうつる!症状が重いので感染予防は必須

手足口病の季節は夏〜秋にかけて子供を中心に流行る病気です。

90%は5歳以下の乳幼児が感染して、発熱に始まり、口の中や手足に中央が白くその周囲が赤い発疹が現れて10日ほどで自然に治ります。手足の発疹は痛みや痒みを伴わない場合が多いんですが、口の中は痛みが出ることがあります。

子供は口の中が痛くて普通の食事を食べたがらないので、看病も中々大変です。ただ、手足口病に特効薬はないので、自然に治るのを待つしかありません。

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そんな手足口病に罹った子供を持つ親御さんや、接触した大人が気になるのは『手足口病は大人にもうつるのか?』という点です。ここでは大人の手足口病を中心に解説していきます。

手足口病は大人にもうつる!

一番気になるところだと思いますが、手足口病は大人にもうつります!

風疹や水疱瘡のように、一度罹ったら免疫が出来て、もう罹らないという話も聞きますがこれは誤りで、病因ウイルスが複数あるので、免疫が成立したウィルスは罹りませんが、他のウィルスによる手足口病には罹ってしまいます。ただ多くの大人は、複数ある手足口病の原因菌に対して免疫を持っています。感染しても発症せず免疫がつく場合もあるので、子供に比べて大人が罹る確率は低いです。

体の抵抗力が落ちていなかったら発症しない場合が多いですが、疲労、ストレスで免疫力が落ちていたり、夏風邪をひいてるとか、弱ってる人は特に注意しましょう。妊婦さんも感染しやすいです。

大人だから、一度罹ったからといって油断は禁物です。

手足口病 大人の症状は重く痛い!

大人の手足口病は、40℃近い高熱が出る場合もあります。

また、子供は手足の発疹に痛みを伴わない場合がほとんどですが、大人の場合発疹に痛みを伴うのが特徴で、人によっては痛みが非常に強く現れます。歩けない、何も持てないというケースもあります。

発疹は出なくても、発熱と体のだるさ、頭痛、筋肉痛のような関節や筋肉の痛みとして現れることもあります。1ヶ月〜2ヵ月後に手足の指の爪が剥がれるというケースもあります。

手足口病 大人への感染を防ぐ対策

手足口病の感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染です。

大人への感染で意外と多いのが糞口感染です。感染している子供のオムツ替えをした後、手指の洗浄が不十分なまま食品を扱うと、糞口感染してしまいます。

治った後も比較的長い期間便の中にウイルスが排泄されますし、感染しても発病せずウイルスを排泄している場合もあるので、稀なケースですが子供は発症してないのに、親だけがかかるという場合も考えられます。

オムツ替え後の手洗いは、流水と石けんで十分に行い、タオルは共用しないようにしましょう。また、大人は抵抗力が落ちていなければ感染しにくいので、普段から健康に留意し抵抗力を落とさないように努力するのが、一番の感染予防になります。

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